週刊ポスト平成2年年11月2日号


湾岸戦争の特集。山本皓一によるイスラエルヨルダン南部国境地帯の写真記事では砂漠に並ぶ戦車隊とラクダの光景。浅井信雄教授は イラクとクウェート、アラブとイスラエルの関係などを解説、利害が一致しないアメリカの石油への思惑に丸のりする日本を批判。海部俊樹首相が打ち出す平和協力隊派遣、陸軍一佐 と大蔵官僚通産官僚らが覆面座談会で、対アメリカ・ブッシュであり。

住友銀行の極秘裏に行われた幹部会の様子、磯田会長の責任を迫る巽頭取 、玉井副頭取。光進、イトマンなどの同行の問題を合わせて分析。政府税調が検討する、地価高騰を抑える土地保有税導入の是非では、社民連 菅直人らが考えを述べている。ノーベル平和賞のゴルバチョフとソ連内の経済危機、アメリカに接近することで湾岸戦争への影響。ベルリンの壁の観光地化。石井威望がナノテクノロジー。

すがやみつるの動燃・原燃・原電のPRまんが。使用済み核燃料再処理技術、東海村PR。高市早苗はバラエティに出演する政治家に「ギャラはもちろん慈善事業に寄付していますよね」と突っ込み。永井豪「けっこう仮面」の実写。

ポストによく出てくる浅田彰は岡崎京子と対談。少年漫画、少女漫画がさらにそこから岡崎らマージナルな表現がはみだしてきた現状。また、表層的な記号の遊びの反動として、心の空疎さを埋め合わせる純愛ブームがあり、オウム真理教などとの共通点を見ている。マジじゃないと他人には見せつつ、実はのめりこんでいる人が確実に現れていて、それはクレジットカードの支払いみたいに後で「つけ」がくると岡崎の弁。表紙は賀来千香子。

 

青木クリス
沢木まりえ

西島千春


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