CADETカデット 1990年10月創刊号 


講談社が創刊したビジネス・カルチャー総合誌。タイトルは「士官候補生」を意味。上昇志向のある若い男性ビジネスマンがターゲット。バリバリ仕事をするけど会社人間にはならない、遊びも楽しむが、今だけではなく、将来を見据える人物像。

冒頭の企画は、本誌の初心表明的な「カデットイズム」。ニューヨーク、ロンドンのビジネスマン、住友海上、日産自動車、三菱商事など日本企業の30代くらいの社員にスポット。仕事のスタイルを聞いている。

なお編集委員的に企画ブレーンとしても活動するという「ミスターカデット」を募集。その条件は、以下のようなもので、いささか赤面してしまうようなものではあるのだが、そのまま本誌の読者像を示しているといえる。

朝刊の経済面と国際面をよむ
スポーツのライセンスを持っている
海外旅行を2回以上いったことがある
外国人の知人が3人以上いる
スーツに合わせたネクタイをそれぞれ5本持っている
カラオケで『イマジン』が歌える
腕立ては50回できる
5年後の目標となる先輩上司がいるなど。

なお、ミスターカデットの選考委員は村上龍といとうせいこう、柴門ふみ

記事は政治経済、ビジネス、国際ニュース。ガジェット、カルチャーなど。

ホイチョイ・プロダクション企画の漫画では、生まれつきの階層ではなく、努力により「クラス」を上昇させていく生き方を皮肉を込めて描く。持ち物、持ち家、出身大学、結婚相手、キャリアなど。

いわゆる「適齢期」とも重なる読者層に合わせ、永尾カルビが豪華な結婚式の是非をとう。桑田佳祐、今井美樹インタビュー。かわぐちかいじインタビューでは人気の「沈黙の艦隊」主人公、海江田の心象に読者層の幹部候補を重ね合わせる。大塚英二の岡村孝子論。表紙は勝村政信。


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