別冊新評 No.24 野坂昭如の世界 


小説家、作詞家、放送作家、歌手、タレントとして縦横に活躍していた野坂について、自己評また各界の第一人者たちによる評論を集めた読み応えある一冊。作家は、吉行淳之介や丸谷才一、石原慎太郎、立原正秋、田辺聖子、澁澤龍彦らが論じる。文芸評論家は野坂作品と西鶴や太宰、井上ひさし、五木寛之らを比較。そのた、美輪明宏や永六輔、青島幸雄、寺山修司らも氏について語る。滝田ゆうは野坂原作『マッチ売りの少女』を劇画化。

永井荷風『四畳半襖の下張』裁判に関する発言集。女子大の講演会の採録では、怒号と喝さい飛び交う中、半ば出鱈目に学生たちとやりあう即興芸。家族ポートレートや書斎の光景など写真も多数収録。白バックで樽酒を横に撮影を開始、最終的には酔いつぶれる様をさらす、などパフォーマーっぷりを発揮している。


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