Pocketパンチ Oh! 1968年6月創刊号 



Pocketパンチ Oh! 1968年6月号 [雑誌] (創刊号)
平凡出版から発刊されていた縦18㎝のポケット版男性雑誌の創刊号。熱量を感じる気合の入った一冊。出色は三島由紀夫。「若き侍のための精神講話」の連載の一回目、「高貴なる野蛮人」としての日本人の精神性を析出。金嬉老事件で複数の男性人質が一人として犯人に立ち向かわなかったことを慨嘆する。その後何度も引用される論考のおそらく初出。前田武彦が担当する特集では、「対立せずに話し合おう」として三派全学連(社学同)の学生とノンポリ学生、男性社員と女子社員らが紙上討論。マーティルーサーキングが凶弾に倒れる直前の同夫人インタビューでは、ケネディ事件後、不穏さを増す時代への危機感がありありと伺える。その他瀬戸内晴美による沢田研二評、モデル本田恒雄の写真、岡本太郎のコラムなど。横尾忠則の作品が複数収録されているのも贅沢なつくり。

大橋巨泉
竹村健一


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