ドイツ経営学―経済破綻の日本は、これに学べ


敗戦後、高い工業技術により急速な経済発展を遂げた西ドイツの企業経営を組織論や品質管理体制、労使関係、社内教育などから分析。国家資格「マイスター」、公教育制度など技術者、管理者養成のシステムなどについても解説する。ドイツ製品が「安かろう悪かろう」の時代から、高品質への高い信頼で世界を席巻するまでになったプロセスに、日本製造業の将来を見ている。なお、「経済破綻の日本」とぎょっとするタイトルが付いているが、出版されたのがオイルショックによるインフレと低成長に見舞われた1978年。本書内でも、ドイツ企業のインフレ対策などが解説されている。成長に陰りの見えた当時の不安感、外に新たな見本を求める世相も映し出している。

 

【著者】

清水 敏允(しみず としよし )

1932年大阪生まれ。1956年上智大学文学部卒、1959年日本能率協会に入社する。1962年スイスのザンクトガレン大学修士課程、ドイツ・ケルン大学で学ぶ。1969年日本能率協会を退職。1970年、ケルン大学の経済・社会科学部博士課程修了、博士号取得。獨協大学助教授、福島大学経済学部、同大学院教授、1991年神奈川大学経済学部教授などを歴任する。ドラッカーの翻訳などでも知られている。

 


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