先見力―あなたの「あす」を約束する未来予測法 (1970年) (カッパ・ビジネス)
経済、ビジネスにおいて将来を予測するにはどうすればよいのか。本書では、過去の趨勢から予測する「投影法」、現在の資料から予測する「類推法」、数理的なモデル計算による「計量法」の3つに分けて解説していく。著者は通産官僚。官僚を著者とする本は、法律の運用面の解説本をバイトで書くマッチポンプ的な本は今でもよくあるが、一般向け新書では珍しい。いわゆる「官庁エコノミスト」として、高度経済成長期、傾斜生産方式など産業政策で日本を導いていきたという自負、気負いというか、自信のようなものが感じられる本である。
Amazonでは2020年7月17日現在351円(送料込み)。
【著者】
矢野誠也(やのせいや)
大正12年東京都生まれ。一橋大学卒。通産省に入省、経済企画庁計画官、アジア経済研究所経済成長部長を経て、通産省東京通産局商工部長。
212ページ
出版社: 光文社
ASIN: B000J9V83K
発売日: 1970
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