危ない会社―あなたのところも例外ではない (1963年) (カッパビジネス) 占部 都美 (著)


危ない会社―あなたのところも例外ではない (1963年) (カッパビジネス)

昭和38年に発刊されたカッパブックスのベストセラー。経営学者の著者が、経営危機の会社の見分け方、経営指標の読み方などを実際に破綻した会社の例をもとに論じる。現在の書籍でもよくあるテーマだが、興味深いところは、投資のためでも取引先の調査のためでもなく、カッパの読者層であるサラリーマンに向け、「自分が働く会社はこれからも大丈夫か」という視点で語られていること。売上が2,3年横ばいの会社は危ない、なぜなら、給与などの固定費が上がり続けるから、という記述や、過剰な設備投資を警告する記述など、高度経済成長、終身雇用時代の雰囲気をよく伝えている。最終章では、自由化競争の中での、将来の成長・衰退業種、流通革命などイノベーション、事業部制など当時の経営のトレンドを概説し、発展する会社の在りかたを占う。切り口が楽しい一冊。

Amazonでは6月24日現在、397円の値をつける。続編も発刊されていて、こちらのほうが高値?。

危ない会社―あなたのところも例外ではない (1963年) (カッパビジネス)
出版社: 光文社
ASIN: B000JAIW1K
発売日: 1963
Amazon 売れ筋ランキング: 本 – 1,094,704位


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