スパルタ教育  石原慎太郎 (著)


 

スパルタ教育
タイトルが流行語にもなった石原慎太郎によるベストセラー。男尊女卑や体罰肯定などとともに語られることが多いが、意外にもその教育論は、人を鋳型にはめない、個性をつぶさない、個人主義を徹底する教育(ただし男の子のみ)であり、日本の「伝統」の教育法よりも、欧米のそれに親近感をいだいていることがありありとわかる。私たちの本書のイメージにはある種ねじれがあり、また著者の思想にも両義性があるようで、それが読みどころ。「大きな地球儀を与えよ」など荒唐無稽とも思える論は、ノウハウとして読むとどうしようもないが、氏のある種の美学、理念形はよく表れているともいえる。「母親は、子供のおチンチンの成長を讃えよ」に至ってはもはや詩である。ちなみに豆知識。本書の中で「スパルタ」という言葉は一度も使われていない。

 

カッパブックスのもの以降、新版が出ていないため現存数は多いが値段が付く。Amazonでは6月現在980円。ヤフオクやメルカリで安く手に入ることもある。

出版社: 光文社

ISBN-10: 4334050018
ISBN-13: 978-4334050016
Amazon 売れ筋ランキング: 本 – 561,091位

 

 


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