おれ、バルサに入る!久保 建史 (著)


おれ、バルサに入る!

プロサッカー選手で2020年5月現在、スペインRCDマヨルカに所属する久保建英は、21世紀生まれの初のJリーガーであり、同じく初の日本A代表。その早熟の天才が2011年、スペインサッカー・FCバルセロナ下部組織に日本人として初入団した年齢は9歳だった。

当然、幼児期の渡欧に親の教育方針が影響しないはずもない。本書は彼の父、久保建史氏が、息子に施した絵本の読み聞かせからボールへの慣れ、体幹とメンタルトレーニング、技術向上や戦術への意識づけ、勝利への志向性をどのように身に着けさせたかという経験を語るエッセイ。練習メニューなども紹介する。たぐいまれな才能を持つ我が子を、ごく普通の会社員である父はいかにして一流プレーヤーにしたのか。成功者の親の子育て本は、とかく鼻に付くことが多いが、過剰さはあるにしろ本書の教育論は腑に落ち、さまざまに参考になる。

文藝春秋からの本、文庫化はおろか電子化もされておらず何らかの事情があるのか。建英選手が拒否しているのか、と勝手に想像している。そのため古書価格が高騰ぎみ。2020年5月現在、Amazonで3439円から。おそらく電子書籍化すれば値は落ち着くのだろうが、注視しておきたい。

【著者】

久保 建史
昭和46年生、和歌山県出身。筑波大学体育専門学群卒業。同大学ではサッカー部に所属し、卒業後ミサワホーム株式会社に入社する会社員。少年サッカーの指導も行う。サッカー日本代表、久保建英の父。

単行本(ソフトカバー): 232ページ
出版社: 文藝春秋
ISBN-10: 4163752609
ISBN-13: 978-4163752600
発売日: 2012/5/25


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