いつ・どこで・なにを着る? (1965年) 石津 謙介 (著)


 

いつ・どこで・なにを着る? (1965年)

「VAN」創始者であり戦後日本のファッションリーダー、石津謙介。1950年代に米国の名門私立大学「アイビー・リーグ」の学生の間で親しまれたブレザーやボタンダウンシャツなど「アイビールック」を紹介したことで知られるが、その基本的なファッションに関する思想が語られたのが本書。旅行やデート、パーティなど、TPOに合わせたメンズファッションを説いている。ちなみにその「TPO」という言葉を広めたのも石津氏だと言われている。西欧からの文字通りのお仕着せではない、具体的なライフスタイル、また氏のダンディズムに基づいてファッションが語られている。

本書はデザインもよく、ファッション関係者から引き合いがいまだ強い。企業が買うためもあり価格は高止まり。1960年代の本だけに状態がよければどこまで上がるか。2020年5月現在、Amazonでは中古で8000円から。

 

【著者】

石津 謙介(いしづ けんすけ)

1911年岡山市生まれ。紙問屋に生まれる。明治大学商科専門部卒。紙問屋を承継後、1939年に中華民国・天津の租界に移住、服飾関連事業に従事。終戦後米国兵士の通訳を担当。レナウン勤務を経て、1951年に独立。「VAN」ブランドを発表し1960年代に「みゆき族」などのブームを巻き起こす。ヴァンヂャケット経営破綻後はフリーのファッションデザイナーとして活動。2005年没。


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