はぐれ念仏  寺内 大吉 (著)  学研M文庫


1960年、第44回直木賞受賞作品。「念仏宗」の和尚が宗会議員に立候補。高徳で知られる僧が、仏戒もヘッタクレもない「金権選挙」に淫していく様をユーモアたっぷりに、風刺的に描いていく。作者は浄土宗の僧でもある寺内大吉氏。

直木賞受賞作品でありながら文庫化がない作品だったが、2004年に学研から初文庫化。文庫もまた値段は高くなっており、2020年5月現在、2326円。状態が良いものが少なく、さらに高くなる。1961年に刊行された初版はAmazonにて現在1万7千円台の高値。

【著者】

寺内 大吉(てらうち だいきち)

1921年東京・世田谷生まれ。実家は浄土宗の大吉寺。大正大学宗教学部卒業。大吉寺の住職を務めながら作家活動。1955年『逢春門』でサンデー毎日大衆文芸賞、1956年に『黒い旅路』でオール讀物新人賞受賞。1960年に『はぐれ念仏』で直木賞受賞。スポーツライター、TV解説者としても活躍。野球、ボクシング、キックボクシング、競輪などに造詣が深い。2001年からは増上寺第87代法主。2008年没。


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